「アンチエイジング」とは日本語で言えば「抗加齢」・「抗老化」です。つまり内蔵、血管、脳、筋肉、骨、皮膚など体全体の老化をできるだけ遅らせて、できれば逆戻りさせてしまおうという考え方です。 当外来では、まず問診や検査、ドックによって現在の体の年齢を知っていただいています。その上で実年齢より老化している部分(肥満、高血糖、動脈硬化など)があれば、それを改善させるためのアドバイスや治療を行います。
アンチエイジング ダイエット ドック始めました!
アンチエイジング ダイエット ドックは、健康的にダイエットするために、まずは自分の体を知ることを目的とした検診です。
主に血液検査が中心ですが、一般的には検査しない項目を多数含み、現状の健康状態や内面的に若々しくあるためにどんなことが必要なのか、などを明らかにしていく検診です。
これからの健康、美容のために、まずはご自分の体を知ることをおススメします。
内容は以下の通りです。
・ドクターによる問診、説明
・一般的な血液検査全般も行います。
・その他に、血液さらさら検査、体組成、自律神経バランス検査、インスリン、レプチン(脂肪細胞の大きさ)、ホモシステイン(動脈硬化によっておこる、脳梗塞などの危険因子)、アディポネクチン(低いと心臓疾患などのリスクが増加)などを行います。
・ドクターによる検査結果の説明とアドバイス(後日)
アンチエイジング ダイエット ドック一式 32,000円(料金にはドクターの説明・アドバイスを含みます。
※アンチエイジング ダイエット ドックの結果、保険診療などでの治療が必要と判断される場合があります。また、状況によってはサプリメントや漢方などのご提案も行います。
※問診により、アンチエイジング ダイエットドックを受けるか決めて頂いても大丈夫です。
まずは、お電話にてご予約をお願いします。
血管年齢測定
両手、両足の血圧を測ることで血管の硬さ(動脈硬化の有無)、また血管でつまっているところがないかどうかを調べます。(検査時間約7分)血液検査の結果ともあわせて場合によっては投薬も行います。
血管内皮機能検査(FMD検査)
FMD検査は血管の内皮細胞の機能を調べる検査です。血管年齢測定は血管の硬さを調べていますが、こちらは血管を拡げる力を調べています。 動脈硬化は血管の内皮細胞の機能低下から引き起こされるといわれていますが、動脈は内皮細胞から放出されるNO(一酸化窒素)という物質によって拡張されます。FMDの検査の値がよければ血管を拡げる力が十分のあるということになります。年齢が若くても、高脂血症や高血糖を指摘されている方は検査した方がよいでしょう。
超音波骨密度測定
超音波の機械を用いて踵(かかと)の骨で骨密度を調べます。必要があれば整形外科紹介の上、レントゲン検査もしていただきます。骨粗鬆症の診断がついた場合は食事、運動のアドバイスに加え、骨粗鬆症改善薬などの処方を致します。(検査時間約3分)
血液さらさら検査
位相差顕微鏡という機械で血液の状態を実際に目で見ることができます。赤血球の形や流れ方、血液中のコレステロールなど、いろいろなものが観察できます。自分の血液の状態を実際に見ることで生活習慣を見直す一助としてください。
血液ホルモン量測定
IGF-I(ソマトメジン)
成長ホルモンの量を反映しているホルモンで、肝臓から放出されます。成長ホルモンは大人になっても放出され、若々しい骨や肌を保つこと、心肺機能、記憶力を高めるなど、様々な役割を担っています。IGF−Iは30歳頃を境に徐々に減少してきます。従ってIGF−Iを測定することで老化度を測定しているともいえます。
DHEA―s(デヒドロエピアンドロステロン)
女性ホルモンや男性ホルモンなどの材料になるホルモンです。DHEAsからは約50種類のホルモンがつくられます。これらは全て脂肪の燃焼による筋肉の維持、老化の防止、ミネラルバランスの維持、性ホルモンの安定維持などの重要な働きを担っています。これが不足すると狭心症、心筋梗塞、骨粗鬆症、高コレステロール血症などの危険が増すことがわかっています。加齢とともに少しずつ減少していきます。
ホモシステイン
アミノ酸の一種ですが、高濃度になると動脈硬化を引き起こすことがわかっています。女性では閉経後に高値となります。ホモシステインを測定することは早期に動脈硬化の危険を見つけるのに役立ちます。
※その他の項目も測定できます。詳しくはお問い合わせください。